金海山 釈迦院物語

これはなぁ、今から1200年以上前の話じゃ。光仁天皇が世を治めておられた頃、八代市の東陽町種山に權蔵夫婦が住んでおった。宝亀8(777)年1月29日、その夫婦に男の子が生まれたのじゃ。その子の名前は、薬欄童子。

薬欄は一つを聞いて十を悟るといった才能があったので、世間の人から神童と呼ばれていたそうな。

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種山

(以下の石匠館付近がかつて種山とよばれるところでした。)

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