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私たちの心とは何か?「心王」(八識)についてわかりやすく解説
仏教では、心とは何か、心がどのように働くか、について詳しく解明しています。 心の主体を「心王」または「八識心王」といい、心を8つに分けて教えられます。 まず八識について説明します。 八識とは 一般的なの6つの感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚... -
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すべての事象を分類!五位百法とは
今回は物質や精神など、すべての事象の分類方法である五位百法の分類について簡潔に説明します。 法とは まず、「法」というのは仏教における存在のあらゆる要素を指します。 これにはすべての事象が含まれます。 たとえば、物質的存在や、肉体、精神・心... -
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三時敎の中の了義経と不了義経
法相宗ではどのようなお経を「了義経」「不了義経」としているのでしょうか。 「了義」とは完全円満真実であるということ。つまり了義経とは真実が説かれたお経という意味です。「不了義」とは、真実ではないということ。つまり不了義経とは未だ真実が説か... -
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説教の三時
法相宗では、釈尊の説教を、3つの時期に分けて整理します。 3つの段階は、凡夫や修行者の理解の段階に合わせて説かれたものとします。 第一時(有教) 初期の「有教」といわれる段階では、仏陀は大宇宙に法(物事の構成要素)は存在(有)すると許容しまし... -
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法相宗判教の典拠
法相宗(唯識)の教判は、お釈迦様の言葉である仏説が直接記された経典、特に『解深密経』に基づいています。 勝義生菩薩、復た仏に白して言わく、『世尊、初めに一時、波羅奈斯の仙人堕処施鹿林中に於いて』等々、『世尊、在昔の第二時中に、唯だ大乗を発... -
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判教の綱格(基本的な枠組み)
仏陀釈尊が35歳から80歳までの45年間説かれた教えは、大乘仏教や小乘仏教、多様なものです。 その釈尊の教えを体系的に分類し、教えの浅深高低を見極めます。 各宗派は自宗の教義を最高位とし、他の教義は、そこに至るための方便・階梯(段階)とします。... -
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判釈(教えの分類)の必要性と大乗仏教の正統性
唯識の教相門について、しばらく話を進めます。 もともとすべての経典や論が同じ内容(一味)であれば、分類や優劣をつける必要はありませんでした。 しかし、大乗仏教と小乗仏教の分かれが生じ、異なる主張が出てきたため、教えを分類したり体系付ける「... -
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「唯識」という名称の意味
唯識(ゆいしき)は、すべての存在が「心の作用」によって現れるという教えです。 外界の存在すべてが、実は私たちの心が生み出した「現象」であり、心外に独立した実体は存在しません。 「唯」と「識」 唯識は「唯」と「識」のそれぞれに意味があります。... -
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すべての現象は心から生じる「攝境従心」
「攝境従心」の論法と、「性相別論」の法式の違いを説明します。 攝境従心(しょうきょうじゅうしん) 「攝境従心」とは、「すべての現象(境界)は心から生じる」という理論です。 これは、三界(欲界、色界、無色界)がすべてただ一つの心から成り立って... -
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法相宗の「教相」「法相」「観心」の三門
法相宗の主要な3つの教え(三門)を、説明します。 教相門 法相門 観心門 教相門(きょうそうもん) 教相門は、釈迦牟尼仏の一代にわたる教え(說教)を体系的に分類します。 それによって、 お釈迦様の教えを体系的に整理し、 法相宗の教えが他の宗派よ...
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